思い違い

 

 

 姉とは 気性も

 趣向も何も合わない

 

 傍にいると自分自身が保てなくなる。

 完全に弾かれる。

 自分っていうのが如何に 通用しないものか。

 思い知らされるから つらい、

 

 立ち位置がなくなるので 消える

 

 

 

 でも ここ数年

 こころン中に強く根付いた 言葉がいくつか

 一生懸命になっていれば 

 誰かが見ていてくれるから。

 これは 時たま私の中で

 回顧と同時に 浮かんでくる。

 そして すぐ閉じる

 からだに理解をさせる、命令

 

 

 

 

 私はなんでも 痛い つらい

 くるしい 楽しい 嬉しいと

 口に出して それ何の抵抗もなく、

 

 それってすごく 恥ずかしいような

 大人げないと 指さされてしまうような

 と でも表情にきちんと出すことは。

 とても人間らしい個性であると思うから、

 

 

 言いたいことをオブラートに包むような、

 やんわりと 避けるよな

 それ 卑怯な 

 少し距離を保ったところからの

 発言に苛立ちを感じたりで

 嫌いであったけど。

 

 感情を正確に伝えるよりも、

 馴染ませて 一部を届けるような

 そんな良さは よく分かっていなかった。

 とても オトナな対応であると思うし、

 見習う点で そんな姉の。

 

 決して 世間マナーとしての

 対応として身に付けたいのでなくて。

 相手に伝える作法として、

 とても美しいと思ったから。

 

 自分も相手も惨めにならず、

 一部を共有出来る。

 そんなコミュニケーションがなせるから。

 

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